昨日稲を切って中を調べてみたら、幼穂(ようすい)という、稲の穂の赤ちゃんが20cm位にまで育っていました。
あと一週間もしたら出穂です。

うちのお米は有機では作っていないので農薬を散布します。
周り中でお米を作っているので、病気を出したりは出来ません。
特に、去年「稲こうじ病」という病気が四万十町中で大発生したので、今年はしっかり防除しなきゃいけません。
「稲こうじ病」とは、お酒になるような「麹菌」ではなく、麹のようなカビが穂につく病気で、籾摺りした後も、玄米に混ざってしまうので、米の等級が下がります。

精米すると殆ど取り除けるのですが、玄米のまま食べたい人には、ピンセットでひとつずつ、取り除かないと売れるお米になりません。

そんなわけで、田ノ川の田んぼと、口神の田んぼの両方に「アミスターエイト」を散布しました。

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これは、稲こうじと、いもち病、紋枯病に効く薬です。

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特に口神の畑は、周りは有機で作っているので、ドリフトしないように、風向きを見ながら、注意しての散布です。