今日は、麹を求めて香川県観音寺市に行って来ました。
たまたま須崎のマルナカってスーパーで見つけた麹で作ったドブロクが美味しくて、その麹を買おうと思ったんだけど、その麹はいつでもあるわけではなく、ある時と無い時があるので、直接製造所に行って、お話を伺いがてら購入しようと思ったからです。
その製造所というのが、津久茂醗酵所。津久茂こうじという麹を作っているところです。
ググって調べたら、津久茂醗酵所がある香川県観音寺市室本町というのは、古くから麹作りで有名なところらしいです。だったら他にも麹屋さんがあるだろうと思って、調べたらもう一件、入江麹製造所というところを見つけました。
そんなわけで、高速道路に乗って香川県にGO。
先日、「田舎暮らしの本」という雑誌の取材を受けたのですが、そのときのライターさんが観音寺市だということで、メールで観音寺に行くことを伝えたら、観音寺市の観光スポットということで、銭形砂絵というものを紹介していただいたので、まずそこに行ってみました。
なるほど、砂で寛永通宝が!
Wikに書いてあるとおりですが、ここは江戸時代から続いてるんだそうです。すごい。
それから入江麹製造所さんへ。
ナビ通りに行ったら、途中車が壁にこすれるんじゃなかろうかという道を示されてビビって遠回りしましたが、やっぱりそこは狭い道の路地。
普通のお家に、「室本こうじ」の看板があるだけの玄関の呼び鈴を押したら、女将さんが出てらっしゃって、中に案内してくださいました。中は麹のいい香り。
本当は、直接工場に行って相手してくれるのかどうか不安だったのですが、女将さんは、とても気さくな方でした。
こちらから麹を売って欲しいという旨を伝えると、「用途は何ですか?」と聞かれたので、「甘酒なんですけど、イースト菌を入れるタイプ」と言ったら、一瞬でご理解くださいました。
香川県で流通している甘酒用の麹というのは、通常甘味料としてステビアが入っているのだそうです。
ステビアは菌では分解されない(なので体内に入ってもそのまま排出され、カロリー0になります)為、甘酒に入れると、そのまま甘みとしてが残るんだそうです。
ですけど、甘酒をイーストで追醗酵する場合はそれだと甘みが残ってしまうので、甘酒用ではなくステビアの入っていない味噌用の麹を薦められました。
女将さんは北海道出身との事で、なんたって四国の冬は寒いだのなんだのって話で急に話が盛り上がりました。
ここでは、麹だけではなく、麹を使ったお味噌や甘酒も販売しています。
奥ではおじいちゃんが、丁寧にお味噌を袋詰めしてらっしゃいました。
麹を二袋買ったのですが、オマケにと、甘酒一本と試食用の醤油麹もつけてくださいました。
なんとも申し訳ない感じ・・・ これ買ったら結構します。
ありがとうございました。
ってな事に気を良くして、本命の津久茂醗酵所さんへ。
ここは、駐車場があって、もうちょっと工場らしい感じでした。
玄関にも「営業しております」の木札がかかっていました。
中に入ると、どーん
いきなり、麹のケースが洗って積んであります。
ここでも女将さんが出てらっしゃって、丁寧に対応してくださいました。
ここでも、直接麹を購入する事が出来ます。
数量を言うと、エレベータに乗って麹を取りに行かれました。
麹室は地下なんでしょうか。
ここの麹はネットでは購入できないし、須崎のマルナカでも有る時と無い時があるので、どこで買えるのかお伺いしました。
女将さんがおっしゃるには、どこで販売するかは問屋さんが決めるので、自分達はどのお店に置かれているのか知らないのだそうです。
ですが、必要な時に電話をしたら、問屋さんに問い合わせてくださると言ってくださいました。
購入してから袋を見たら、やっぱりステビア入りでした。
それで、ドブロクの酸味とステビアの甘みで、フルーツのような味になるのかと納得しました。
目的は達成したので、お昼ごはん。
香川県でお昼といえば、うどんでしょ。
ってなわけで、あらかじめネットで、室本町に近くて評判のいい店を探して行ったのですが、お目当ての「かじまや」といううどん屋さんは月曜日はお休み! ショックー!!
それで、急遽「つるや」というお店に入りました
中には四国のうどん屋によくあるおでんも置かれていました。
お昼時なので、猛烈に混んでます。
頼んだのは「しょうゆうどん大」と「しょうゆかけうどん大」
「しょうゆうどん大」って頼んだ時に、「大根入りですか?」って聞かれたので「入れてください」と言って、その後「しょうゆかけうどん大」って頼んだら、「さっき「しょうゆうどん大」に大根入りって頼んだじゃないですか!」と言われ、なんかよくわからんうちに、「しょうゆうどん大」と「しょうゆかけうどん大」になりました。
これが、「しょうゆうどん」に「しょうゆかけうどん」
僕は、「しょうゆかけうどん」というのは「かけうどん」つまり汁ありなんだと思ったら、違いは大根おろしが乗っているかどうかだけ。
それで、店員さんが変な顔してたわけです。
このお店に行くときは、事前に予習が必要でした。
うどんは、いわゆるさぬきうどんの、麺に角があって半透明でコシの強いうどんではなく、関西風の麺でした。
これを汁なしで食べたもんだから、かみさんは喉に詰まりそうになるわ、なんか乾いてくるわで、えらいさわぎでした。
周りを見回したら、みんな汁ありだった。 orz
お腹もいっぱいになったので、帰ろうと思ったら、大豊-南国IC間が事故で通行止め。
時間をつぶせば開通すると思って、愛媛県四国中央市(すごい名前だ)の川之江ICまで回ってから高速に乗ったんですけど、まだ通行止め。大豊ICの手前のPAでちょっこし時間つぶしたんだけどまだ通行止め。
仕方がないので、大豊で降りたら高知方面が渋滞していたので、本山町から土佐町通って越知町、佐川町と通って須崎から高速で帰ってきました。
かなりのドライブになってしまった。