トウモロコシを出荷していると、よく「無農薬なのに、よく虫がつかないですね」とか「さきの方まで実が入ってますね」とか言われます。
「なにか秘訣があるんですか?」とも聞かれるので、秘密を暴露します。
、、、と言っても秘密でもなんでもないんですけど。

うちのトウモロコシは、皮を2-3枚残して一部実が見えるようにむいて袋詰めしています。
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皮がついている方が実が潰れなかったり、なんたってこっちの手間が少なくて済むのですが、お客様に状態を見て購入していただきたいという理由と、お客様のところで大量の皮がゴミになって申し訳ないという理由の他に、自分達が状態を確認したいという理由があります。

触った感じ、先端まで実が入っているようでも、皮をむく前の状態で虫が入っていないように見えていても、むいてみると、先っぽが熟していなかったり、皮の2-3枚あとで虫が入っているのを発見したりします。
薄皮一枚残せば、それらは見て確認できるので、きれいなものだけを出荷する事が出来ます。

うちのトウモロコシは、そうやって、綺麗なのだけを販売しています。

その裏には出荷できなかったものも沢山あります。
たとえば、寸足らずだったり、先端まで実が入ってないもの。

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ある程度の大きさがあれば、それらを集めて袋に詰めて、安い値段をつけてお店に並べることもありますが、たいていの場合は、かみさんのお腹に入ります。うちのかみさん、トウモロコシが大好きです。
それ以外にも、釣りとトウモロコシが大好きなお友達のところに持って行きます。
そうすると、釣ったお魚になって返ってきたりします。
そのおかげで、我が家はお魚を買うことなく、新鮮な魚を食べる事が出来ています。
土佐湾の綺麗な海で獲れた磯魚は、どこにも売っていないほどの美味しさです。

虫が入ったものもありますが、これは人にはあげづらいです。

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そんなものは、倉庫で乾かして保存し、鶏を飼っている友達のところに持って行きます。
そうすると、玉子になって返ってきたりします。うち、スーパーで買った卵で玉子御飯は食べないのですが、友達の土佐ジローの玉子は新鮮で、玉子御飯にして美味しく頂きます。この玉子は、なかなか手に入らない玉子なので、とっても貴重です。

そんなわけで、農薬を使わなくても綺麗なトウモロコシを販売する事が出来るのです。