昨日散布したバスアミドは、温度が15℃になると気化し、ガスを発生させて菌を殺します。
その為、バスアミドを散布した後は、畑全体をビニールで被覆します。
今日は、その作業。

この作業も風があるとやりにくいので、午前中の風が無い時にやります。

が、その前に、今の畑には排水口が2箇所あるのですが、一箇所は横についていて、あまり役に立たず、メインの排水口が一箇所では、大雨が降った時に水没する危険があるので、もう一箇所切ったほうがいいとのアドバイスで排水を切りました。

この作業はビニールをかけちゃったら出来ないので、その終わらせなければなりません。
それと、管理機を通した時に、大きな石が埋まっているのが見えてきていて、それも除去しなさいとのご指導だったので、石もいくつか掘り起こしました。

この辺の作業は、口神ノ川の畑の排水作業で散々やったので、約1時間で終わりました。

いよいよ、ビニール張りです。
ビニールを張る手順としては、まず、畑の反対側までビニールを引っ張ります。
3人でやる場合は、ビニールを巻いてある筒に棒をさして、二人で持ち、一人が引っ張っていくという風に作業できますが、二人の場合は、そうは出来ないので、ビニールを固定するために、マキトールというツールを準備しました。

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一枚、引っ張ったら、その上にさらにもう一枚ビニールを引っ張ります。
その後、上と下のビニールの左の辺を揃えて土をかぶせていきます。
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端から端まで土をかぶせると、こんな感じ。

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これで2枚のビニールが左辺でくっついた状態になりますので、上のビニールを左側に広げていくと
2枚分のビニールが張れるわけです。

3枚目は、、1枚目2枚目と同じように、2枚目の左辺でで重ねて土をかぶせてから左側に広げます。
こうやって端まで行くと、畑全体にビニールがかぶります。
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、、、、なんて、書くと簡単なんですけど、実際にやると結構シンドイ!
第一、午前中は風が吹かないはずだったのに、今朝は朝から結構な風。
ビニールがめくれるわ、あおられるわ、吹っ飛びそうになるわで、風が吹く都度、じっとこらえておさまるのを待っていました。
そんなこんなで11時までかかって、ようやくビニールが張れました。

ビニールの外周は、土で留めるのではなくて、上から水枕という、ビニールチューブに水を入れて押さえます。
用水路から、ポンプで水を汲み上げてビニールチューブに水を入れていくのですけど、あまりにも風が強くなってきたので
師匠のお宅から、「無理をしないで、夕方風がおさまってからやりなさい」というご指示。

有難いお言葉に、一度家に帰って昼食を食べてから、3時から作業を再開しました。
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水枕に入れる水はこの畑の横を流れている四万十川のお水です。
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青いホースから勢いよく水が流れてくるので必死で押さえます。
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水が流れやすいように水枕を整えます。
でも後で水の入るホースは石で押さえていれば、1人で出来る作業だって事が分かりました。
他にも色々アドバイスを頂き、来年への参考になりました。
今年も作業前に、色々アドバイスを頂いていたのですが、実際に自分達で作業を組み立てて実行してみないと、なかなか理解できないという事もわかった次第です。
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幸い、風も弱まってきて、無事に水枕が設置出来ました。
この後、周りのビニールを水枕にかぶせて、カラスがつついて
穴を開けられないようにしたら完成です!