当たり前ですけど、水田で米を作るには、水が必要です。
大昔は、水がある場所で水田に作りましたが、その後水の無い所に水を引っ張ってまでして米を作るようになりました。
、、というか、今では、簡単に水が手に入る場所にある水田の方が、圧倒的に少ない!

そんなわけで、用水路で川から水を引いてきて利用するわけですけれども、用水路にはメンテナンスが必要なんです。
神奈川で田んぼをやっていた時も、年に一度利用者が集まって用水路の掃除をしましたが、高知県ではこの作業の事を田役といいます。

んで、今日が田役の日。
うちの田んぼで利用している用水路は、総延長5キロくらいの長い用水路で、神ノ川の中流、中神ノ川地区で取水し、延々と流れていって、四万十川の川岸の大向地区まで続いています。
四万十川のすぐそばなのに、なぜ遠くから水を引くかというと、四万十川というのは、蛇行していることからもわかる通り、あんまり高低差がありません。
それで四万十川からは、水をひこうと思うと、もっと遠くの方から水を引いてこないといけないから。。。だと思います。
(実は、調べたんですけど、載っているもの見つけられませんでした)

この用水路は、大向の人達の為の用水路なのですが、うちを含めた中神ノ川地区の数軒が、途中で利用しています。
そんなわけで大向の人達と分担して、中神ノ川地区の人達も、この用水路のうち2kmくらいの掃除をします。

最初取水口のところを掃除したのですが、1年経ってアシがはびこり、また砂利が流れてきて取水口を塞いでいたため、結構シンドイ思いをして掃除しました。
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その後は、水路にそって、ジョレンでひとすくいずつゴミを上げていきます。
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水路は、このくらいの幅で、神ノ川の縁に沿って流れていきます。

用水路を歩いていると、取水口の作業をしてる最中に、先発隊で水路の掃除をしていたカミさんを見つけました。

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ここまでで約500mくらい。

カミさんと、大家さん他、地区の人と合流して、下流の方まで掃除していきました。8時から始めて11時過ぎまでかかって、下流から掃除してきた大向の人達と合流しました。

この作業が終わると、まもなく用水路に水が流れてきます。
田んぼの準備を始める季節です