いよいよ生姜栽培における最初の大イベント、種芋の植え付けをしました。
今までは、研修先の師匠のお宅での作業ばかりだったのですが、自分たちの畑に植えます。
今年の慣行生姜畑は1反9畝(19アール)ですが、夫婦二人だけなので、最初はどれだけ時間がかかるのか不安でした。

研修で習ったやり方は、縦アゴと言って畝を3列に縦に切って、生姜を並べて土をかぶせるやり方なのですが、小面積で労力が少ない場合は、横アゴの方がいいと、師匠からアドバイスを頂いたので横アゴで植えます。

まずは、種芋を植える場所の目印をつけます。
横アゴの場合は、全部の畝に対して、横一直線に並んでいないと、後の作業の効率が悪いので、目印は大事です。
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師匠の自作の印つけ道具です。
棒の先っぽに75cm間隔で釘が打ってあり、一度に5列分の印が付けられるようになっています。
この印の場所に植える生姜を置いていきます。
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生姜を置いたら、1つずつ手鍬で穴を掘って埋めていきます。
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この作業を延々と繰り返していきます。
このままにしておく人もいるのですが、僕の場合、膝をつかないと作業がシンドクて畝の植えがガタガタになってしまうので、その後、畝の上を整地しました。
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次に、除草剤を散布します。
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左が散布機で、右が除草剤。
除草剤はトレファノサイドというお薬で、1ヶ月くらいの間、草が生えてくるのを抑えます。
細かい粒になっていて、均太という散布機で均一に飛ばしていきます。
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ハンドルをグルグル回すと、除草剤が飛び散っていきます。
除草剤を散布した後は、パオパオで被覆します。
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生姜は寒さに弱いので保温のためです。
パオパオは200Mの長さのを用意したのですが、切ると別の長さの畝に使えないので、端は折り返して使いました。
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折り返しは、きちんとまとめて、少し浮かすのがミソです。
こうすることにより、雨水が溜まらないようになります。
このやり方は、数日前に農業学校に行って生姜の植え付けの研修に参加させて頂いて学びました。

昨日は、ちょうど1反分を朝8時半から夕方5時半までかかって作業しました。

今日は残りの9畝分。
線は引いてあるので、生姜を置くところからです。
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タイヤがついている机の上に生姜を載せて配っていきます。

今日もひたすら植えますが、昨日やってだいたいのペースは掴んでいるので、作業がはかどります。
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でもやっぱり畝の上は整地。

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それでも昨日よりは作業が早くて朝8時から3時までで終わりました。

全面にパオパオをして植えたーーーって感じ。

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これから生姜が育つのが楽しみなような、不安なような。
でも一段落して嬉しさいっぱいです。