午前中、高知市の自由民権記念館へ行ったので、そこから北東へ車で40分の場所にある
以前から行ってみたかった日本ミツバチを誘引するランを作っている農園(明石オーキッドナーセリー)へお邪魔しました。

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日本ミツバチを誘引するランでは「キンリョウヘン」というものが有名なのですが、誘引力の弱い物やちょうど蜂が分蜂する時期に花が咲かない等の問題があるということを知り、購入するなら確実性の高い物がほしいと思っていたところ、「現代農業」という雑誌でこちらを知りました。

着いてみると、想像を越えた広さとランの種類で、キンリョウヘンだけではなく世界中のランを扱っていました。
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これはキンリョウヘンを交配して作ったものを選抜し、組織培養して作った誘引力の強いランで、名前は「ミスムフェット」。

この花が日本ミツバチのフェロモンに似た香りを出すのですが、この品種は花が大きく輪数が多く、花が咲いている期間も長いのだそうです。

でも花が咲いている物はすべて完売で、これは説明用の見本品です。
臭いをかいでみると、不思議なくらい何のにおいも感じないのですが、この花のにおいに惹きつけられ分蜂群が飛来してくるのだそうです。
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サイズによって値段が違うので、実際に見せてもらい、来年花が咲くサイズの物に決めました。
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栽培管理の方法を教えてもらい、ハチの巣箱も見せてもらいました。

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この巣箱は今年初めて使ってみたものだそうです。
箱を開けて説明してくれるので、たくさんの蜂が出てきますが、素手で大丈夫なんですね。
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こちらは重箱式の巣箱で今まで使っているもの。
私たちが作ってもらった巣箱と似ています。
今、ざっと6リットルのはちみつが溜まっているのだそうです。
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その後は飼っている鶏小屋も見せてもらいました。
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網の向こう側では卵を温めている鶏がいます。鶏の種類は土佐地鶏。

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こちらはその土佐地鶏のヒヨコです。
「あげるよ」と言われたのですが、残念!とってもかわいくてすぐにでも飼いたかったのですが、まだ鶏を飼う準備ができていないので、今回は見送りです。
飼えるようになりたいです。

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こちらは燻製の箱。
電気コンロを中に入れて燻製を作るのだそうです。

ここには、私たちがやってみたいと思っているものが形になってそろっていました。
「分からない事があったらいつでも来てください。」と言ってもらい、とても素敵な方と知り合えてよかった!と幸せな気分で帰りました。

「ミスムフェット」に花が咲くように頑張ります。
作ってから未だに入ったことのない蜂の巣箱は3つあります。来年は期待できそうです。