畝(うね)と言っても普通の畝ではありません。
今年新しく借りた田んぼには、同じ地主さんの耕作放棄地がついているのですが、そこの草刈りを任されていまして、定期的に草を刈っています。
そこは、10年以上放棄されていて、年に1度位しか草刈りをしてこなかったんだそうです。
トラクターも入れられない。除草剤も使ってない。およそ、畑にするには不向きな場所です。
、、、が、こんな土地でこそ向いてる農法があります。
それが自然農。耕さず、草や虫を敵とせず、持ち込まず持ち出さない。
まさに、この土地は10年間その状態にあったわけです。
しかも、ずっと草を生やしていたし、トラクターが入れないので、耕さなくて、草が生えてしまう言い訳ができます。
ってなわけで、今日は畝立てをしました。
まずは、先日刈り取った草をどけて、畝を立てる場所を確保します
杭が売ってある場所は、これから畝間の溝を掘るための目印で、ロープを渡してあります。
そのロープに沿って、スコップで切込みを入れていきます。
それから鍬で土を掘って、畝の上にあげます
この畑の脇の道の先には家が一軒しかないのですが、この道路、結構人が通ります。
奥の家に用事があるというわけではなく、みんなお散歩。
通る人通る人興味津々で僕の作業を見ていき「なんでトラクターでたたかないが?」と聞くのですが、「この場所トラクター入れないので」って言うと「若いからいいね」って言って通り過ぎていきます。
掘った土を畝の上にのせますが、不耕起なので畝の上は耕しません。
ただ土を盛るだけ
2時間かかって約15mの畝が出来ました。
畝が出来たら、刈った草を畝の上にのせます
自然農では、土の表面を露出させないのが基本で、こうやって刈った草を敷いておきます。
さて、次回は植え付けです。