トウモロコシやエダマメは、全てポットに播種して、発芽後に定植しているのですが、今の時期、定植した直後にネキリムシにやられることが多いです。

ネキリムシというのは、カブラヤガ、タマナヤガなど植えたばかりの植物の茎のを食べる幼虫の総称です。
茎を食べるって言っても、食いつくすんでなくて、木を切り倒すように、一部分だけ食べて切り倒します。
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こんな感じ

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ちょこっと食べて切り倒しては、次々と隣に行くので、大量に被害が出ます。

慣行農業だと、ガードベイトという薬があって、それを撒くと、薬を食べて勝手に死んでくれるのですが、有機ではそれに変わるような薬はなくて、もっぱら掘り起こしては(夜に活動し、昼間は土の中に潜っています)つぶします。

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なんですけど、いつも被害があった株の周りに居るわけじゃなくて、探しても見つからない事もあります。

この畑では、潰すとどれだけの被害が防げるのかを確認するため、毎朝倒れてる株を見つけては探して潰しているのですが、僕としては、その手間をかけるより、被害で減る分を見越して、苗を多く植える方が経済的なので、普段はそのままにしてあります。

その結果、半分以下になってしまうことも

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農薬を使わないんだから仕方がないと思ってはいるんですが、、、、

実は、先日耕さないで植えた地キビは、一株もネキリムシにやられていません。

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見えにくいですけど、藁のように敷いた草の中で元気に育っています

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地キビが品種的に強いからなのか、耕さない土は硬くて幼虫が潜れないからなのか、草マルチの中に天敵が沢山いるのか、理由はわかりませんけど、こんな事があるので、色んな農法で育ててみると面白いです。