微生物資材で「えひめAI」というものがあり、これは堆肥やぼかし肥に混ぜて利用する微生物資材です。
この資材は、乳酸菌、酵母菌、納豆菌からなる資材で、納豆とドライイーストとヨーグルトを混ぜて醗酵させれば、自分でも作れる素晴らしいものです。

ですが、うちでは、このえひめAIを超える微生物資材を使用しています。
これを油カス液肥を作る時に利用したら、フルーツのような香りの液肥が出来上がり、この液肥を使ったら出荷できるかどうか危うかった葉ニンニクが見事に蘇りました。

この微生物資材の中には、えひめAIと同じ、乳酸菌、酵母菌の他に、今流行の麹菌が入っています。
これをえひめAIに対抗して、高知DOBと名づけました。
えひめAIも作り方が公開されていますので、僕もこうちDOBの作り方を公開します。

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材料は下記の通りです。
お米   3合
麹     300g(200g)でもいい
イースト 韓国スプーンに半分くらい
(ドライイーストでも天然酵母でも大丈夫です)
ヨーグルト 韓国スプーンに半分くらい
水(水道水じゃない綺麗な水)  1.5リットル
醗酵させる為の容器は、経験上つけものの壺がいいですが、ホワイトリカーの瓶でも
温度に気をつければ出来ました。

では、作り方
1.お米を研いで3合のお米を2合分の水分量で炊きます。
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2.炊き上がったら壺に移します
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3.熱々のうちに、冷たい水1.5リットルを注ぎます
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4.麹菌を300g(たまたま買った麹が300gだったけど、200gパックのみやこ麹でも可)割りほぐして入れ、よくかき混ぜます。
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5.イースト菌をスプーン半分くらい(いつも野生の勘で量を決めてます)入れ混ぜます。

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6.ヨーグルトもスプーンに半分くらい入れて混ぜます。
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あとは、よく混ぜて、寒すぎず暑すぎない場所に置きます。
夏30℃くらいから冬10℃を切る温度まで、色々試してみましたが、出来上がりの時間が変わるだけで特に失敗するという事はありませんでした。

この後は、一日1回かき混ぜてください。
途中細かな泡が出てプチプチ言ってきたら順調に出来ています。

より正確に醗酵状態を見るには、すこしスプーンですくって舐めてみてください。
最初、甘くなってきて、後で甘さが抜けてくるのが正常な発酵過程です。
甘さがなくなってきたら、あとはお好みで醗酵を終了する事ができますが
あまり長い間醗酵させていると、もしかしたら、酸っぱくなるかもしれません。

出来上がったら、ざるで濾して廃液は別にとっておき、ざるに残ったものを使います。

注意事項としては
1) 醗酵を利用するものですので雑菌は大敵です。
道具などは、綺麗に洗い、特に容器やスプーンは熱湯で消毒してください。
2) 発酵中はほこりの入らない清潔な場所で保管してください。
3) 廃液は、建前上利用しないでください。

今の時期なら1週間くらいで出来上がるはず。 たのしみ~