一昨日連絡があって、今日は集落でお餅つきをしました。
臼はなんと石臼です。

今は性能のよい餅つき機が有って、この石臼は殆ど使われなくなっているそうですが、とても綺麗な状態です。
あらかじめ、お湯を入れて温めておきます。
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この石臼もかまども干し芋の師匠のお宅に有るものを貸してもらいました。

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もち米は当然地元産。
みんなで交代して餅をつきます。

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ついた餅をのし餅や鏡餅、あんこ餅などにしていきます。

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こちらの地方独特なのが、アオサ海苔餅、香り餅、切り子餅。

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アオサ海苔餅は、四万十川で採れたアオサ(川海苔)を混ぜてつくのですが、草餅のように綺麗な緑色になります。海苔の香りも良く、とても美味しいです。
香り餅は、香り米でついたお餅。普段食べているお米も香り米入りなのですが、これはもち米の香り米でついたお餅で、上品な香りと甘みが有ります。
切り子餅は、干し芋を蒸かして餅をつく前についてから取り出し、今度は餅を少しついてから混ぜて、またつきます。
なかなか手間も時間もかかるお餅で、かなり贅沢な品です。切り子餅には、餅とり粉の替わりにきな粉を使います。

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午前中から始めてお昼が過ぎていたのですが、干し芋の師匠手づくりの美味しいお漬物とお餅のつまみ食いでお腹がいっぱい。
こんな温かい地域の行事で、今年も一年が終わろうとしています。