これから新しく農地を借りて野菜を作っていくので、まずは土壌診断をしました。
と言っても、すでに堆肥を入れた後に診断を依頼したんですけど。
その結果が返って来ました。

土壌診断201211口神-1

「本書の一部または全部を無断で複写、複製、転載することを禁じます」と書かれているので、はっきりとはお見せできませんが、こんな感じで一般的な3要素(窒素、リン酸、カリ)だけでなく、微量要素についても診断されています。
これによると、鉄を抜かして無聊要素は少な目みたいです。
今まで、ずっと水稲を作って来た田んぼは、こんな状態なんですね。

これは土壌の化学的特性なわけですが、な、なんと、土壌の専門家が実際に畑を調査してくださることになりました。
と言うのも、僕らが通っていた「窪川アグリ体験塾」の副校長は、長年農家の指導をなさってきていて、専門が土壌なのです。
学校の近所で農業を始めた修了生だということで、畑の状態を見に来てくださいました。

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持参したスコップで土を掘り、なにやら専門的な道具で土の構造を調べます。
土をひとつまみ握って、水でこねて土質を調べます。

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それによると、口神ノ川の畑は、かつて床締めをしたのではないかとの事で
作土の下の方に水を通さない粘土層があり、その下に礫層があるんだそうです。

昔、水の便が悪い場所で稲を作るための知恵で、確かにここの畑は川のすぐ横ですが
川までは高低差があるので、4キロ先から神ノ川の水をひいてきています。
昔の人が、水を大事に使った結果なのですが、畑にするには水はけが悪いのが難点になります。

そんなわけで、こないだ撒いたライ麦が、その層を突き破ってくれるのを期待しています。

土壌診断の結果でも、微量要素が足りないとの事ですので、ミネラル肥料の利用を考えていますが
鉄分が入っていなくて、特に足りないホウ素や亜鉛が入っていて、有機で使える肥料ってなかなかみつからないんですよね。

堆肥は入れ続けていくので、堆肥や鶏糞などの微量要素を期待するか。。。。
あーー、土作りは悩ましい。