なんせ田んぼが増えたもんですから、水路の掃除箇所も多いんです。
、、、の前に畦焼き。
泥上げといてから畦焼けないので先に焼いておきます。

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今回はかなり威勢よく燃えておりますが、こんなもんは10分くらいで消えてしまいます。
一度に広く火をつける方が、早く終わって燃え広がりにくいのです。

こんな調子で、よく燃えました。

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今日やる場所は、今年から新たに増えた田んぼ。

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ここ2反8畝(28a)あります。
そこの水路の掃除です。

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ここべっとり泥がたまってます

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これをひと鍬ひと鍬すくっていきます。

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かなり地味な作業です。
こんな地味な作業をするときには、頭をバカにしてただ黙々と行うって、学校では習ったんですけど、なかなかバカになるのは難しくて、色々考えてしまいます。

去年までは、農業法人がこの田圃で米を作っていたのですが、そこの農業法人が昨年末連鎖倒産しまして、この田圃を管理する人がいなくなってしまいました。
ここは集落営農協定に登録されている農地だし、僕が借りてる所の隣なので、お願いして貸してもらうことになりました。

今、国は集落組織を法人化したり、企業の農業への参入をしやすくしようとしているのですが、企業というのはいきなり倒産するものだし、利益がでなければ撤退するものなわけです。
元々農業ってそんなに儲かるものでもないし、空いてる農地というのは、そもそも利益を出すのに条件が悪いところなので、今回のようなケースは結構頻発するのではないかと思います。

個人ですと、「先祖からの田畑を荒らすわけにはいかん」という思いだけで、人件費がゼロでも、赤字が出ても、米を作り続けたりするのですが、企業だとそんなことないので、一度企業に貸したり売ったりしたものの、その後放棄地になるところが、今の政策により増えていくのじゃないかと思います。

実際は、個人でも、子供が継がなかったりして、放棄地になりかねないところが多いわけですけど、うちの集落に限って言えば、集落営農協定により、集落の人がなんとか踏ん張っているという状況です。
とは言っても、50代以下で農業をやってるのは、僕ともうひとりだけなので、息子さん世代(と言っても僕と同じくらい)に帰ってきてもらうか、移住者に来てもらうしかこの先が無いのですけど。

なんて事を考えながら、とことこ泥をすくっていたら、終わりました

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次は、別の畑のやっぱり水路掃除

ここはこんな感じ

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ここは去年まで、地元の有機農家さんが借りていたのですが、水路が溢れて水が流れこんで、作物が全滅したので、地主に返した場所です。
ここも集落営農協定の管理地なので、僕がお願いして借りました。

とは言え、このままだとやっぱり水があふれるので、水路を掃除しなきゃです。

ここは、さっきのよりは短いのですが、手ごわかったです

たまった土砂に、草が根を張って、鍬ですくえません。

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そんなわけでスコップで草の根を切りながらの作業です。

2時間やってこんだけ

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3mくらいは進んだかなぁ。
先が長い。。。