ここんところ、天気が悪いので、田んぼの畦塗り作業が遅れています。
でも、待ってても仕方がないので、あぜを塗れたところから順に、代かきを始めました。
ここは、昨日から田んぼに水を入れています。
田んぼの中にトラクターを入れて、土と水を混ぜていきます。
代かきは、二度行いますが、最初の代かきを「荒代」といいます。
これは、土と水をざっくり混ぜるのと、ここで、ある程度、田んぼの均平をとります。
田んぼに凹凸があると、稲を植えた時、深すぎて苗が水没したり、逆に土面が水の上に出たりしてしまいます。
なので、均平はとても大事です。
できれば、2-3cmの誤差の範囲内に収めたいところです。
とは言っても、トラクター一台でやることなので、手段は限られています。
トラクターは基本的に、進行方向に向かってロータリーが回るので、どうしても土は後ろに押しやられます。
そうすると、かき始めの部分に土が寄ってしまい、長年やってると、そこが盛り上がってきます。
この土を平らにならす為には、ロータリーを逆転にしたり、ロータリーを止めて土をひっぱったりします。
そうやって色々考えながら、均平がとれるように、トラクターを操作するのですが、基本的に、これは機械を使った泥遊びなので、なかなか楽しいです。
今までは、生姜の作業の合間に、他の人が水を入れているタイミングを避けながら、しかも、共同利用のトラクターを使ってやってたので、いつもゆとりの無い作業だったのですが、今年は、自前のトラクターがあるし、生姜の面積も減らしたし、早目に代かきを始めたので、納得がいくまで時間をかけて作業が出来ます。
子供の頃、雨上がりの水たまりで遊んだ事は、こんな時に役に立つんだなぁとか思いながら、代かきをしていました。
トラクターをかけてるといつものことなのですが、カラスがやってきては、トラクターが掘り返したミミズなどを食べています。
そんなこんなで一日かけて2枚の田んぼの代かきをしました。
帰ってから、浸種している種籾のチェック
まずはヒノヒカリ
プクプク膨らんできています。
ぼちぼちハトムネな籾も見えます。
ハトムネというのは、浸種した種籾の状態で、蒔きどきになったものを言います。
芽がでる一歩手前の状態です。
こっちは農林22号
これもハトムネなものが見られます。
最後に十和錦
これは、結構ハトムネな籾がーーー。
これは明日まかなきゃいけません。
去年は、生姜の植え付け作業期間中に、すっかり芽が出てしまって、蒔きどきが遅かったので、今年は早目にチェックしたのですが、もうこんなになっていたとは、、、、去年は10日目で蒔いたんですけど、、今年は4日。
近所の人たちが、何人も「催芽機貸すよー」って言ってくださってて、そのたびごとに「のんびり常温でやりますー」って答えてるんですけど、4日で終わるなら、催芽機より早いかも。。。。
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