来年、有機で作る生姜を植える予定の、口神ノ川の家の前の畑は
水はけがとても悪くて心配です。
生姜にとって、一番大事なのが水はけで、水はけが悪いと根茎腐敗病という
恐ろしい病気にかかりやすくなってしまいます。

元が水田だったわけですので、なかなか真下に水が落ちるという事はなくて
畝と畝の間の通路から、縁周りを通って、排水路に流れていくわけですけど
それも完全な傾斜を作って水が溜まらないようにするというのも難しいです。

プロの農家さんは、「差し込み」といって重機の爪を畑に何度も差し込み
水を通さない層を壊して、下に水が落ちるようにします。
実際、うちでも慣行農法で栽培する生姜の畑は差し込みをしてもらっています。

この畑も差し込みが出来ればいいのですが、貸主さんから許可が下りないので
差し込みは断念しました。

それで、それに代わる方法として、ライ麦を植えて見ることにしました。
ライム麦は、寒い時期に育てることが出来、根が真下に2mほども伸びる
そうなので、植物のちからで差し込みをしてもらおうという考えです。

本当は、半月ばかり前に播種したかったのですが、種苗会社から
配達された種が、運送会社で2週間眠っていて、今の時期になってしまいました。

生姜を植える予定の場所は、水はけの為に畝を立てた後、何もしてないので
草が絨毯のように生えています。
高知県は、雨が多いので、雑草の伸び方が尋常でなく、こんな寒い時期でも
どんどん草が生えます。

そんなわけで、まずは草削り。
本当は、小型の耕運機で畝の上を耕して草をすき込もうと思っていたのですが
一昨日降った雨の影響で土が湿っていて、耕せる状態ではありません。
それで、表面の草だけを削る事にしました。

これが結構しんどい。


一時間かけて、これくらいしか進みません。

まだこんなにあるし

結局、午後までかかって5畝分終わりました。

この調子で全部やってると、種を蒔くところまでいけないので
とりあえず、次にやることをします。

次は、畝の端の排水を確保する事です。

この畝は、トラクターで平にしたところに、管理機で溝を掘って
作ったのですが、管理機だとどうしても、最後の方が浅くなってしまいます。
結局、このように盛り上がってしまいます。
これだと通路の水が堰き止められるので、畝に水が溜まってしまいます。

そんなわけで、この盛り上がった部分を削っていきます。

それから、種を蒔く位置に溝を掘っていきます。
ライ麦はバラ播きでも、条播きでもいいのですが
今回は条播きにしました。

そこにライ麦の種を落として、土をかぶせて鎮圧します。

今回の種はこれ

育ちが速くて寒さに強いんだそうです。
結局、今日は5畝分だけ蒔きました

今朝も霜が降りて土が凍ってたんですけど、芽が出てくれるんだろうか。。。