唐揚げではありません。
生姜を収穫した時の地上部、つまり茎と葉っぱをからといいます。
これが畑に残ってるのでそれを片付けました。

普通から上げというと、溝の間に落ちている「から」を畝の上に上げる作業を言います。
溝の間に落ちっぱなしだとトラクターで鋤きこんだ時に塊になるからです。
うちの場合、機械を使っていないので基本的に「から」落ちていないのですが、個人的な思いで、この「から」を全部外にだすことに決めました。

なぜかというと、どの教科書を読んでも「病気の残渣は圃場に残さない」と書かれているのですが、病気というのは、発症したものだけでなく、感染して発病したものもあるかもしれないからです。

それともう一つ、残渣を鋤きこむと、当然土の中で分解するわけですが、土の中で分解するのは菌の役目です。
生姜を分解する菌、これって病気と同じ事じゃないですか。
なので、生姜を分解する菌を増やしたくないから、分解させない事にしたわけです。

広さが2反無いので、出来る話です。

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、、と言っても人力。一輪に「から」を積んで、地道に運びます

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こんな感じで大盛りに盛って運びます。カメラも汗でびしょびしょ

左上の遠くの方に見えるのが2畝分積んだ山です。
結構多い。

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最初は、ここで燃やそうと思ったのですが、意外と乾いていないので、持って帰ることにしました。
でも、今回はここまで。もう少し乾いて扱いやすくなるまで置いておきます。

ちなみに、有機の生姜の「から」は鋤き込みます。
有機の圃場は、農薬で消毒しない分、色んな微生物がいるので、鋤きこんでも病原菌だけが優勢にならないと思っています。