収穫したたくさんのさつま芋は、一部は生姜を保存している穴に入れたのですが、残りは畑に穴を掘って保存する方法を教えてもらいました。
教えてくれたのは干し芋の師匠。

先ずはスコップで半径1メートル程の円のしるしを付けます。

そのしるしに沿ってスコップで穴を掘って行きます。

穴の底は平らになるように鍬で固い土を削りながら掘って行きます。

穴の周りは平らになるように踏み固めていきます。

穴の中の部分はジョレンという道具で平らになるように土を叩いていきます。

底の部分は均一になるようにして、お芋を入れます。
コンテナ7個分のお芋が入りました。

お芋の山の中心にワラを縛った物をさしてお芋が呼吸できるようにします。
これをしておかないと、お芋が土の中で腐ってしまいます。

またモミガラをかぶせてから、周りの藁を引き抜かないように、引っ張ってから

ワラをかぶせていきます。

かぶせた藁に穴の外側10㎝位の場所にある土をかぶせて押さえていきます。
ということは、穴の直径が20センチ大きくなる事になります。

上からまたモミガラを入れてお芋がすべて隠れる様にした後、

また土をかぶせてスコップやジョレンで土をパンパン叩いて固めていきます。
今日のところはお芋をもう少し乾燥させたいので、土はこの辺まで。
2~3日後にもう少し上まで土をかぶせるのだそうです。

そこへ縛って乾燥させておいたワラを下の方から徐々にかぶせていきます。

上の方までワラをかぶせたら

山のてっぺんにかぶせる傘を作ります。

ワラを縛っているところを丁寧に編んでいくと傘のような状態になります。
師匠はあっという間に作ってしまうのですが、これはかなり難しい。
なので、後日私達でつくる予定の穴の分までこの傘を作ってもらいました。

これを山のてっぺんにかぶせれば雨が降っても中に入らないのです。
雨は、わらを伝って下に落ちるので、周りには雨水がたまらないように排水の溝を掘ぐるりと掘ります。
最後にワラが強風で飛ばないように十文字に紐をかけて完成ですが、今日は後日また土をかぶせなければいけないのでこれでおしまい。
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